うつ病と双極性障害の違い

精神的な病はいろいろありますが、うつ病とよく比較されるのが双極性障害です。

双極性障害は以前は躁うつ病と言われていたもので、うつ病と同じだと思っている人が多いようですが、同じではありません。

それらの違いについて知っておきましょう。

●双極性障害とは

双極性障害というのは、うつ状態と躁状態を繰り返すもので、落ち込む時(うつ状態)もあれば気分が病的に高まってしまう(躁状態)時もあります。

躁状態は、気分が高まって機嫌が良くなると思われがちですが、怒りっぽく不機嫌になったりすることもあります。

これらの状態が1週間以上続く場合は双極性障害の疑いがあります。

●うつ病との違い

うつ病の場合は、気分が落ち込み、何もやる気がないような状態ばかりが続く病気です。

躁状態になることはありません。

ですから治療法も違います。

うつ病はうつを良くすることが目標ですが、双極性障害は躁とうつの波をできるだけ小さくすることが目標になります。

そのため治療薬も違います。

うつ病では抗うつ薬が処方されますが、双極性障害では抗精神薬や気分安定薬が処方されます。

双極性障害の人がうつ病と思われその治療を続けると悪化することがあります。

●診断が難しい病気

双極性障害は診断が難しいと言われています。

なぜならうつ状態が長く続き、躁状態はそれほどないからです。

また、患者さんはうつ状態の時に受診し、躁状態の時は元気だと思っているので受診しませんよね。

ですから診断が難しいのです。

うつ病で治療を始めたけれど、一向に良くならない時は専門医に診てもらうことが大切です。